大学とクリニックの狭間で ~東京都耳鼻咽喉科医会会誌寄稿より~

今までは大学という特別な場所から提唱していただけのきらいがありましたが、これからは一人で実践していくことになりました。引き続きご教導のほどどうかよろしくお願いいたします。


『大学とクリニックの狭間で』

 都耳鼻に入会させていただいたのは、2006年小石川茗荷谷近くのクリニックの立ち上げにコミットした時でした。その「はりま坂耳鼻咽喉科」の開院まもなく約半年の育児休暇をとらせていただいたこともあり、大学のdutyから解放されたその間は、育児とクリニック診療をおこなう傍ら、都耳鼻や地区医師会の講演会に数多く参加することができました。そのときの講演会で得たヒントが、大学復職後の 主たる研究テーマの一つとなりました。
 私自身も順天堂にいる頃、 「Point of Care Researchからみた耳鼻咽喉科外来診療-From Bench to Clinic –and Back-」と題した拙い講演を都耳鼻の会でさせていただきましたが、その当時より「クリニックで可能な最先端医療の実現」をMottoの一つとしており略歴にも記載しております。
 振り返ると、愛知県奥三河の市民病院、名古屋の下町の法人病院勤務後、留学、育児休暇を挟みながら、4つの大学(藤田医大→獨協医大→順大→日本医大)にて経験を積ませていただきましたが、岐阜で開業していた 先代、先々代とは違う耳鼻咽喉科診療がいかにできるかについて漠然と考え続けておりました。
 今回初めて開設者となり、言うだけではなく実際におこなう立場としてチャレンジすることになります。論文を書かないといけないという脅迫観念から逃れられる一方、死活問題として常に収支を考える必要がでてきました。クリニックのオーナーとしてあるいは開設者として多くの諸先輩のおられる都耳鼻でのご指導をより一層賜りますことを祈念しておりますので、何卒どうかよろしくお願い申し上げます。(上流の医療, 東京都耳鼻咽喉科医会会誌, 2019.2.1)

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